品数 |
7、9品 |
結納金の名称 |
帯料 |
結納金の金額 |
50万 |
結納金額の基準 |
|
品目 |
目録、長熨斗、金包(帯料)、末広、友白髪、子生婦、寿留女、家内喜多留、勝男節 |
特徴 |
|
結納及び結納返しのしきたり |
東京の場合とほぼ同様。結納返しは婿方よりも一段下げ、結納当日渡す。 |
結納を納める前に行う儀式 |
「口固め」「きめ酒」「もらい受け」話が決まると橋渡しの人が樽に酒を入れ、なまぐさ(魚類、メザシの場合もあった)を添え嫁方へ持参する。又見合いで話が決まると直ちに娘が酒をお酌してくみかわす、これを「もらい受け」の酒と呼び話が決まったことになる。
平塚方面では婚約のことを「契約」と呼び男女お互いの衣類を取替て持って帰った。特に晴着でなくてもよいとされる。この外「樽入れ」「決まり酒」「盃」等地方により呼び方が異なった。現在も一部で行われている。 |
結納について |
東京と同じで、七品、九品が一般的に利用されている。 |
結納時の土産について |
土産は持参しない。 |
家族書、親族書について |
家族書、親族書の使用は半分位である。 |
結納当日について |
都市部では東京と変らない。南部及び西部でアシイレの風習が見られた。結納がすむと仲人と一緒に嫁は婚家(婿方)へ行き一日か二日泊りその後は往来して婿家の家事を手伝う。アシイレの理由として次のようなことが考えられる。
(1)
婚家に女手がなく困っている場合(2)年廻り、方角等で見る場合(3)経済的理由による場合(簡素にする場合等)現在もごく一部では行われている。結納式が終るとまだ結納ヒロメの風習が一部に見られる。
婿方より仲人、本人、兄弟、親族代表等七名〜十一名位で嫁方へ結納を持参する。嫁方でも同人数位の人で迎え、結婚式に準じた祝宴を行い披露する。
いわゆる嫁方で結婚式の形態をとり、婿方より当日の嫁迎えをせず嫁方から嫁を送りだすだけですませる合理的な風習となっている。 |
お返し結納について |
嫁方は婿方のものより一段下目のものを揃え当日交換する。 |
荷物納め及び土産について |
荷送りの方法は東京と同じで、荷目録、荷預り書は使用しない方が多く、祝儀も出さない方が多い。 |
結納から結婚式までに行われる儀式 |
|
結婚式について |
嫁迎えがあったが現在あまり行われなくなった。最近はホテル、式場等の利用が多く、自宅で行う式は殆んど見られなくなった。その他は東京とあまり変らない。 |
仲人への御礼 |
|