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福井県(北部地方) |
福井県(南部地方) |
品数 |
7〜11品 |
7〜11品 |
結納金の名称 |
御帯料 |
御帯料 |
結納金の金額 |
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結納金額の基準 |
月給の3〜5ヶ月分 |
月給の3〜5ヶ月分 |
品目 |
目録、熨斗、御帯料、勝男節、寿留女、子生婦、友志良賀、末広、家内喜多留、優美和、福地(服地) |
目録、熨斗、御帯料、勝男節、寿留女、子生婦、友志良賀、末広、家内喜多留、優美和、福地(服地) |
特徴 |
結納品として「福地」つまり服地を加えることが多い。現在では洋服生地か既製服を贈ることが一般的になっている。 |
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結納及び結納返しのしきたり |
結納は吉日の午前中がよいとされる。婿方からは、正式には仲人と親戚代表二人が行くことになっているが、最近は仲人、父親、親戚代表の三人が同行することが多い。前者を「本結納」、後者を「ナゴミ結納」といっている。また勝山地方では、婿本人も同行するのが昔からの習慣で「結納婿入り」都下「結納婿呼び」などといい、今でも行われている。さて、福井でも結納品の他に、嫁方の両親や兄弟へ土産類を持っていくが、こらは金包にする場合が多い。婿方の仲人は持参した結納品を図?のように飾り、着席し、結納式を行う。この後、祝膳となる。嫁方では、婿方の人々を送り出すと、親戚等を招き、結納披露を行う。また結納返しは、結婚式の当日に行うのが一般である。 |
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結納を納める前に行う儀式 |
決まった儀式はない。 |
決まった儀式はない。 |
結納について |
納幣熨斗、末広、帯料、喜多留、寿留女の五品が基本で喜多留、寿留女には帯料の一割を程よい額にして現金を入れる。立派な結納はこれに昆布、白髪を現物で添え七品となる。 |
納幣熨斗、末広、帯料、家内喜多留、寿留女、指環、反物の七品。目録の型は巻目録が多く、目録の宛名は本人同志が多い。家内喜多留、寿留女は帯料にかかわらず一〜五万円位各々包む。結納だけでなく、北部に比べやや派手である。 |
結納時の土産について |
結納の時には持参する。御仏前として三種香を、又両親、兄弟姉妹には御扇子料、御恵利料、御文具料等として現金を包む。だいたい一人に一万円位である。以上の土産を目録として書き、結納品目録と一緒に綴る。 |
福井県の北部地方と同様であるが、家族の他に親類、近所迄土産を持参する。 |
家族書、親族書について |
家族書、親族書はほとんどない。 |
家族書、親族書はほとんどない。 |
結納当日について |
婿側から仲人主人、父親、親族代表と男だけで午前中に持参する。嫁側では両親と本人、親類代表が待ち受ける。その日の嫁側の接待は披露宴に準じた程度をする。但し祝儀は両家共出さない。又受書もない。 |
北部とほぼ一緒であるが、ただ両家共親類代表は出席せず、婿が同行する。嫁側での結納の披露も北部より一般化している。 |
お返し結納について |
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荷物納め及び土産について |
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結納から結婚式までに行われる儀式 |
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結婚式について |
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嫁は婿の家に親類代表に付き添われて行き、玄関で「一生水」の儀式が行われる。一升枡に米を入れ、その上に水の入ったかわらけを置き、その水を花嫁が飲む。この後におちつき餅(あんころ餅)と昆布茶を出し、花嫁は仏壇に詣る。 |
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