| 品数 |
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| 結納金の名称 |
宝金、小袖料 |
| 結納金の金額 |
50万 |
| 結納金額の基準 |
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| 品目 |
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| 特徴 |
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| 結納及び結納返しのしきたり |
神戸地方では、仲人夫婦が午前中に納めるのが一般である。婿方では結納品を取りに来た仲人に対し、まず昆布茶を出し、お膳またはお膳料を出す。一方受けてである嫁方では、仕出し料理で接待する。結納式の内容は京都と同様。嫁方からの引出結納(結納返し)は荷納めの時に贈る。熨斗、末広、袴料(または品物)、清酒料、松魚料の五品が一般で、新しく青紙を塚って造る。袴料は現金の場合、結納金の一割程度である。清酒料、松魚料は婿方と同額にする。 |
| 結納を納める前に行う儀式 |
「おさえ扇子」婿方より男持ち扇子に酒肴料を添え持参する。嫁方は女持ち扇子を用意する。共に末広に本人の姓名をかく。 |
| 結納について |
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| 結納時の土産について |
結納時に土産品は持参しない。 |
| 家族書、親族書について |
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| 結納当日について |
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| お返し結納について |
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| 荷物納め及び土産について |
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| 結納から結婚式までに行われる儀式 |
片木台に熨斗、末広、金封をのせ式の一ケ月前〜半月位前に届ける。その時、旧家や形式を重んじる人は帛紗、祝儀盆を使用する。受側は「ため紙」に祝金の一割を返す。又は「ため紙」に茶菓子を添える場合もある。品物で頂いた場合は取りあえず「ため紙」だけを返し、後日、内祝品で返す。 |
| 結婚式について |
仲人夫婦が揃って嫁を迎えに行く。地方によっては婿が酒1〜2本持参して嫁を迎えに行く所がある。式費用は六分四分で婿方負担が多い。または招待客の少ない方の人数に合わせ、その内5〜6名分を新客として婿方が負担する。結局は六分四分位にする場合が多い。又合わせた人数より出た分は出た方が負担する。 |
| 仲人への御礼 |
仲人へのお礼は両家共五分ずつが多い。 |
| その他 |
里帰りの時、婿と婿の両親が初めて嫁方を訪問する。昔はこの時に嫁方の親族を引き合わす重要なものであったが、今は主だった親戚は披露宴に出席するので結婚後の行き始めといった具合である。それでも本膳でもてなす。婿方もこの日の寸志として五〜十万包んで持参する。納まった結納飾りを嫁入りに使った場合、この日に又最後として嫁方に持参して納める。高砂、打ち出の小槌は嫁に持たす。 |
| 出産について |
岩田帯は腹帯一枚(赤白箱入布)晒一反、おしめ布一反、赤飯料、樽料を添えて嫁の里より持参する。この日を命名の日とし、親族、縁故者を招き小宴を催す。 |